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変だなと思ったこと

清潔なイメージの塾講師の仕事にも、さまざまな不可解事がありました。

講師が学生アルバイトであることを隠そうとする塾の意図は?

多くの学習塾は講師をアルバイトとして募集し、
実際に応募してくるのはほとんどが大学生です。
一般的に大学生というのはまだ社会経験が浅く、
子どもを塾に入れようとする保護者から不安に思われることも少なくないでしょう。
しかし、大学生を採用するメリットで述べていますが、学生ならではの強みもあります。

そこで問題です。
学習塾を経営する側は、講師が学生アルバイトであることを、
生徒および保護者に明示するべきでしょうか。

これは塾によって考え方があるようですが、
管理人は迷わず明示するべきだと思います。

理由は、そもそも隠す意味がないからです。
講師が大学生であることは、ネットでちょっと検索すればすぐに分かってしまいます。
Wikipedia でそれぞれの塾の記事に書かれていますし、
その他いろいろな口コミのサイトや 2ch のスレッドにも満載です。
そんなことを今さら隠すのは、
ゴジラが必死に東京タワーの陰に隠れているようなものでしょう。
隠すくらいなら、大学生ならではのメリットをアピールするべきです。

しかし、管理人が教えていたある塾では、
講師は自分が大学生であることはおろか、
アルバイトであることさえも言ってはいけないことになっていたのです。
それだけではなく、年齢さえも公言禁止となっていました。
年齢なんて見た目でおおよそ見当がつくでしょうに。

ちなみに、管理人は当初このルールを知らなかったので、
生徒に自分の年齢や大学名を言いまくっていました。
そのことが室長に知れたときはどうだったか?
……叱責や懲戒処分を受けるようなことはなく、軽く注意されただけでした。
注意の内容も「生徒は先生の生い立ちや経歴に敏感だから」という曖昧なもので、
室長も生徒に身分を明かしてはいけない理由をよく理解していない様子でした。
結局のところ、大した意味のないルールだったのかもしれません。

大学生であること、アルバイトであることを隠すのは、
生徒・保護者に対する詐称です。
運が悪ければ、生徒に「先生は大学生ですか?」と聞かれたら、
「いや、違うよ」と答え、
「じゃあ、大学を卒業してすぐ塾の先生になったの?」
「大学では何を研究していたの?」
といった質問攻めに遭い、何重にも嘘を重ねることになりかねません。

こういう不可解なルールがある塾は、早急に改善要求を出すべきでしょう。

個別授業の1対2完成率の低さ

塾によっては集団授業のほかに個別で生徒に教える授業があります。
個別指導といっても、完全にマンツーマンで教えている塾は少なく、
生徒2人を講師1人が教えている場合が多いでしょう。

管理人が教えていた塾では、生徒が個別授業を申し込む場合、
1対2 (講師1人に対し生徒2人) または1対1 (講師1人に対し生徒1人) のどちらかのコースを選ぶことになっていました。
当然、1対1のほうが懇切丁寧な指導を受けられるのですが、
授業料は約2倍近くになります。
そのため、個別指導の生徒はほとんどが1対2のコースを選んでいましたが、
中にはわざわざ高い授業料を払い、
1対1のコースで受講してくださっている生徒もいました。

しかし、実際には1対2で申し込んだ生徒のすべてが、
1対2の授業になっているわけではありませんでした。
同時に授業する個別生徒が見あたらず、
やむを得ず1対1の状態でやっている授業がかなりあったのです。
中には、集団授業なのに生徒が1人しかいないため、
マンツーマン指導になっているようなクラスもあったくらいです。
1対1で申し込んだ生徒の保護者が、こんな現状を知ったらどう思うでしょうか。
「何のために他人より高い授業料を払っているのか」
「詐欺ではないか」
と思われても仕方がないでしょう。

このような塾は個別指導のシステム自体に問題があると思います。
個別指導を1対1と1対2のコースに分けて授業料を分けている塾は、
はっきり言って公平なサービスなどできるはずがありません。
生徒の数 (個別授業の数) が奇数だったら、必ず1対2未完成が出てくるのですから。
また、こういう塾だと個別授業をする講師も大変です。
振り替え授業をおこなうときは、必ず1対2を完成させるように指示されるはずです。
日程を組むだけで予想外の時間を使わされることになりかねないでしょう。

個別指導の塾で働きたい場合は、マンツーマン指導しかない塾を探すか、
生徒の人数によらず授業料が一定である塾を選んだほうが無難です。